芝生のアトリエとは、
芝生のある公園の空間の景観を変化させ、有効活用を図ることを狙いにした活動です。
まず初めに行ったのは、
麻袋を素材に用いた「オリジナルピクニックラグ」の制作です。
ブルーシートを大きく広げることによる芝生へのダメージ、場所を大きく占有しているといった課題を解決すべく活動しました。
自然由来の麻袋を使用することで芝生へのダメージを軽減し、サイズもコンパクトに50センチ×50センチの一人用サイズにしました。
制作したピクニックラグを神戸の神戸の東遊園地にてレンタル会を実施させていただきました。
レンタル後、新たに課題を見つけた
・ピクニックシーンを想定したさらなる活用可能性
・広報手段の追加
・日没後の公園の暗い部分は明かりが届かず怖く、活用されていない
「机とピクニックラグ」
以前制作した麻袋のピクニックラグに加え、山陽製紙株式会社様からクレープ紙をいただき、共栄科学工業株式会社様から端材となるアクリル板をいただいたことで新たに
素材の異なるコンパクトサイズなピクニックラグと、ピクニックで活用できそうな机を制作しレンタルを実施した。
「ハーバリウム」
芝生空間へ足を運ぶきっかけ作りとしてハーバリウムの制作、販売を実施。
三条名店街にて販売、そして芝生のアトリエの活動のPRを図った。
「光るガリバートンネル」
入口70センチ、出口2メートルのモニュメントを制作し、外側には電飾、内側にはトンネル内に隠された数字を見つけるといったゲーム要素を設けることで
トンネルをくぐり抜けて終わり といったものからの逸脱を図った。
このようにレンタルやモニュメントの設置などを通して
空間の景観と公園利用者の動線変化の観察を目的に活動を行いました。
私たちは芝生のアトリエプロジェクトを通じ以下のことを学びました。
・私たちとターゲットの視点が異なるほど、用意した考えとが生じる。
・実地で得たデータを如何に加工するかが重要である。
・ターゲットだけでなく、その公共空間の特性やブランドを理解し、
その理解を、時間、デザイン等で表す。