「ぶどう山椒の陽」開発秘話-3-
〜商品紹介~
ここからは、
実際に開発した「ぶどう山椒の陽」3種の商品紹介をしていきます!
まず1つ目は、主婦の想いを一番に考えた
『ジュワッと!心温まるバターチキンカレー』(黄色)。
鶏肉・かぼちゃ・玉ねぎを使った「家族みんなで食べられるまろやか山椒カレー」です。柔らかいチキンに甘みのかぼちゃと辛みの山椒のバランスが抜群。家族みんなで同じカレーを楽しむことができ心温まる幸せな食卓が思い浮かびます。山椒の量も3種類の中で一番少なくなっているので、小さなお子様や山椒の辛みや痺れが苦手な方でもまろやかに感じ美味しく召し上がっていただける一品です。刺激が足りないという方は山椒を上から振りかけたり、カツやコロッケをトッピングしてみてください。あなただけのバターチキンカレーが生まれることを願っています。
2つ目は、山椒の辛みからアプローチした
『ピリッと!こだわりスパイスポークカレー』(赤色)。
豚ミンチ・レンコン・パプリカ・唐辛子を使った「こだわりスタミナ山椒カレー」です。これはスパイスとしての「さんしょう」を活かした一品です。色味の「パプリカ」、辛みの「唐辛子」、しびれの「さんしょう」と3種のスパイスにこだわったスパイシーなカレーとなっています。唐辛子などの刺激的な香辛料は体脂肪を燃焼させ身体を温めることから、代謝アップを促進し、痩せやすく太りにくい身体作りに役立ちます。主婦はもちろん、一人暮らしの大学生や独身サラリーマンの方にもぜひ召し上がっていただきたい一品です。山椒の魅力をカレーの辛さから実感していただけると思います。具材トッピングの際には、ソーセージ・キムチ・オクラ・ガーリックフレーク・白ネギなどがオススメです。さらに激辛にしたいという方には今回別で販売している「芳醇ぶどう山椒スパイスミックス(辣・雅)」を上から振りかけて召し上がってください。こちらも藤岡ゼミオリジナル商品でレシピ開発から生まれた商品です。特におすすめなのが「辣(ラツ)」で、ぶどう山椒・ジンジャー・とうがらし・陳皮が入っています。
山椒独自のしびれとスパイシーな味わいで心も身体もホッと温めませんか?
3つ目は、山椒の効能を活かした
『ごろっと!贅沢ほうれん草キーマカレー』(緑色)。
合挽き肉・ほうれん草・ひよこ豆を使った「ちょっぴり贅沢な健康増進山椒カレー」です。女性に人気のあるキーマカレーとぶどう山椒のコラボレーションが実現しました。実は、完成品の試食会でもゼミ生から一番支持率の高かったのがほうれん草キーマ。山椒が持つ機能・効能を活かすために、3種の中で一番山椒の量が多くしています。山椒には健康増進を期待できる成分がたくさん含まれています。胃を丈夫にする効果や、利尿・発汗作用があると言われています。また、ほうれん草は貧血予防に重要な鉄分やそれの吸収を高めるビタミンC、造血に働くと言われています。ビタミンCやビタミンEには免疫力を高めてくれる働きがあるため、風邪や感染症の予防にも効果的です。そんな栄養価の高いほうれん草と噛み応えのある合挽き肉で腹持ちも抜群となっています。不思議な見た目ですがこれもこだわりの一つで、ペースト状のほうれん草でカレーをリアルな緑色にしてもらいました。パンに挟んだり、クラッカーにのせておつまみにしたりと、様々な食シーンに使っていただけます。トッピングには、チーズや卵・コーン・白ネギ・ナス・かぼちゃ・生クリームがおすすめです。おうちで健康的な山椒を味わってみたいという方にはぴったり!
山椒の魅力を深めていただける一品になればという思いで開発しました。
〜商品の届け方について〜
自信を持って食べていただきたい3種のカレー「ぶどう山椒の陽」ですが、もう一つ私たちが悩んで大きく決断したことがありました。
それは冷凍カレーをどのようにして届けるか。
今回のカレーは冷凍で製造したために、常温で販売することができません。マルシェで手渡しするにも-18°を保った状態で200個以上のパッキングや受け渡しをしなければならないため、現実的に手渡しは厳しいことを目の当たりにしました。
自分たちで開発したものをお客さんの手に渡るところまで見届けたい気持ちは皆が持っていました。さらに、冷凍クール便となるとコストもかかり、手に取ったお客さんのリアルな表情やリアクションを見ることもできない。そんな思いを抱えたゼミ生と悩みを共有しながら、教授や製造者のマンドリルカレーさんとも打ち合わせを重ねました。様々な角度から考えた結果、新鮮で美味しいカレーを食べて頂くことを一番に優先し、冷凍カレーは郵送で届けるという大きな決断をしました。冷凍カレーにとって一番最適な届け方が郵送であって、カレーに関するリーフレットや粉末のぶどう山椒を同梱したり、セット購入者にはオリジナルのロゴシールを貼ったりと、私たちの商品への想いも全て詰め込めば必ず誰かに届くだろうと前向きに考えました。
この経験により、私たちは市場を通して商品を届けるということの難しさを肌で感じ学びました。
パッキングは開発に関わったゼミ生たちと、製造してくださったマンドリルカレーさんの元で気持ちを込めてさせていただきます!
〜名称について〜
ここからは決定した名称のお話になります。
山椒カレーの名称
「ぶどう山椒の陽(ひ)」。
「ひ」には「陽」と「日」の文字をかけています。
「日」は、母の日・父の日・山椒の日!という感覚で特別なもの・とっておきのものとして食べて欲しいという想いが強く、山椒の特別感(お誕生日でいう誕生日ケーキみたいな感覚)を表現しています。
もう一つの「陽」は生き生きとしていて活力のある意味から、健康的な食生活を送ってほしいという主婦の想いを表しました。太陽の「陽」ということで、太陽の当たるところは植物の実がたくさんなるというイメージからぶどう山椒を連想して欲しいです。そして「陽」は「ハル」とも読み、春のように爽やかな山椒のイメージになればと思い名付けました。これからパッケージや商品紹介ページに記載され市場へ浸透していくのが楽しみです。
多くの人から愛されるカレーになりますように!
大変長くなりましたが、
こうしてマンドリルカレーさんとのコラボ商品「ぶどう山椒の陽」が誕生しました。
〜エピローグ〜
商品を開発するということ。
それは私たち学生にとって初めてのことで、見通しが立たず、判断が難しいこともたくさんありました。誰かが突っ走りそうになった時には、「焦っても良い商品は生まれない、大丈夫。」と冷静を保つように(見えて結構焦っていましたが笑)、落ち着かせていました。開発中には、多くの判断を下し、時には妥協したかなと思う部分もありました。しかし、最初から正しい判断ができていたら、こんなにも皆んなで一緒に悩むことも、試行錯誤しながら一つのものを作り上げることも出来なかったと思います。
コンセプト設計の場面で立ち止まったこと、山椒の種の利用を未解のまま進んだこと、冷凍カレーを郵送にすると決めたこと、その他価格設定や梱包材の選定など商品の中身を考案する以外の魅せる面においても色んな課題に直面しましたが、その度に私たちは素直に目の前の課題を受け止め、どうすべきか、どうすれば後々自分たちが正解に持っていけるのかを判断し実行できたのではないかなと感じています。
(↑マンドリルカレー 深澤さん)
マンドリルカレーさん、教授、多くのゼミ生に沢山協力をしてもらいました。
本当に関わってくださった全ての方々のおかげで「ぶどう山椒の陽」の開発が実現したのだと思います!
いつも温かいご支援・ご協力いただきありがとうございます。
販売まであと数日。
残りの日々でできることを全力でやり遂げたいと思います!
そして、ゼミ生のみんなと協力して悔いの残らないマルシェをつくっていきたいです。
色んな方の思いを胸にレシピ開発はまだまだ走り続けます!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
ゼミ生の思いを詰め込んだ「ぶどう山椒の陽」。
マンドリルカレーさんのオンラインにて、12/18(金)より販売予定です。
ぜひお求め下さい!
↓マンドリルカレーさんオンライン販売ページはこちらから。
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