剪定(せんてい)

「剪定」という作業を知っている人は、少ないのではないでしょうか。私たちも青森りんご合宿で初めてその作業を知りました。

「剪定」とは、樹木の枝を切り、形を整えたり、日光が均等に葉に当たるように整える作業です。日光に当たることで、りんごの木は光合成をします。光合成により作られたソルビトール(糖アルコール)は、果実の中に送り込まれ、酵素の働きによって甘みの元になる果糖、しょ糖、ぶどう糖に変えられます。つまり、一つ一つの葉に日光がちゃんと当たることで、りんごは美味しくなるということです。

美味しいりんごを作るためには木1本1本、全体のバランスを見ながらこの「剪定」作業を行わなければなりません。

弘前シードル工房kimoriの高橋 哲史さんは、「りんごの木というのは、10年、20年先を考えて育てていかなければならない、りんごの木の枝を一つ切っただけでも、養分のいきわたり方が変わるので、その木になるりんごの味は変わる。」と教えて下さりました。

美味しいりんごは、職人の業と、絶え間ない努力の結晶といえます。この「剪定」という作業一つを取っても、農家さん一人一人のこだわりが現れるので、りんごも作る農家さんによって味が変わるという事ですね。

施設概要 | 弘前シードル工房kimori

収穫が終わったりんごの木に、ひとつだけ残された果実を見たことはありますか? これは、今年の実りへの感謝をささげるとともに、来年の豊作を願い、畑の神様にささげるために残したものです。 このような風習を「木守り(きもり)」といいます。 「弘前シードル工房kimori」はそこから名付けられました。先人たちが守り、築き上げてきたものを、将来へとつなぎたい。kimoriにはそんな想いが込められています。弘前シードル工房kimoriは、りんご畑の中にある醸造所。若いりんご農家たちが、自らの手でシードルを造っています。 誰もが自由に訪れて、りんご畑でのんびりして、おしゃべりして、シードルを楽しめる。美しい景色や美味しいもの、すぐそばにある素敵なものを地域の人たちと分かち合いたいという願いから「弘前シードル工房kimori」は生まれました。弘前市りんご公園内、りんごの木々の間に佇む弘前シードル工房kimoriは、白い三角屋根が特徴。クッキングオーブン付きで料理を楽しむこともできる薪ストーブ。寒い時期にはりんごの木の薪で室内を暖める。弘前シードル工房kimori 弘前市大字清水富田字寺沢52-3(弘前市りんご公園内) TEL:0172-88-8936 FAX:0172-88-8976 運営:株式会社百姓堂本舗 Copyright © 2014 株式会社百姓堂本舗 All rights reserved.

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龍谷大学 経営学部 藤岡ゼミ

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