龍谷マルシェ🚩🗣京阪電鉄さんにインタビュー!
こんにちは〜!
藤岡ゼミ4回生の広報班です!
実は今回のイベントでは京阪電鉄さんと連携して行っています。
と、いうことでなんと!京阪電気鉄道株式会社・経営企画部の前田勝部長にインタビューをさせていただきました!
駅名変更のことについてや京阪の貴重なお話を沢山聞くことができました。
それではスタート!!!
藤岡ゼミ(以下:藤岡)
今回はお忙しい中貴重なお時間をいただき本当にありがとうございます!
本日は宜しくお願い致します。早速なのですが、なぜ駅名を変更するのか教えて下さい。
前田勝部長(以下:前田部長)
元々龍谷大学さんから「龍谷大」とか「龍大」というのをつけられないか?というのお話をいただいてはおりました。でも京阪電車では今まで駅名に大学の名前を付ける事例がなかったので、なかなか実現しなかったんですね。
しかし、私たちもこれから沿線の魅力を伝えて“お客さまを増やす”ということをいろいろ考えた中で、深草という駅に龍谷大学という名前がつく方がいい、と考えたからです。龍谷大学は関西の大学のなかでは学生の方の数もトップクラスで多く、かなりの方が京阪電鉄をご利用くださってますよね。
龍谷大学を目指してくる方、学生の方はもちろん、先生なども含めて。龍谷大学に行くには京阪電車に乗って、ここで降りればいい、ということをはっきりわかってもらえば、わたしたちにとってもメリットがある。
これが1番大きな理由です。これからは沿線の魅力を出してどんどんアピールしなければならない。以前、平成20年に四条駅を祇園四条、五条を清水五条に変更しました。変更前の四条駅だと、どこが祇園に近いかわからないんです。
それを明確にして“祇園”を駅名に入れることでより来る人にとってわかりやすくなりました。
そういう事例もあったことも一つの考えですね。
藤岡
色々な理由があって変えるんですね。大変ではないですか?
前田部長
それなりには大変ですね。駅名を変えるということは世の中には賛成の人、反対の人がいるんですね。いろんな方のご理解を得ながら進めなければいけません。
藤岡
地元の方々から理解を得るために、どういう方法でやってきましたか?
前田部長
地元の代表的な組織、自治連合会などにお話しして、という形ですね。
藤岡
沿線に使ってるのが地域住民の皆さんなので、そこの理解が一番大切なんですね。
前田部長
大事ですね。みんながいいなあと思ってくれるのが1番なので。
深草っていう名前がとても由緒ある名前なんです。平安時代にいらっしゃった仁明天皇の深草陵(ふかくさのみささぎ)があったり、鎌倉時代に後深草天皇がいらっしゃったりしたということもあって、地元の方にも愛着持っている方がたくさん居られます。ですので、“深草”という名前は残さないといけない。「深草」と「龍谷大学」という文字をどう組み合わせれば良いのか龍谷大学さんと何度も議論しました。京阪電車の駅名は、文字の表示が小さくならないように普通5文字までなんですが、今回6文字にしたんです。5文字にしようとしたら、どうしても深草を残しながら龍谷大学がうまく繋がらなかった。最終的には「龍谷大前深草」になりました。
藤岡
一文字に対するこだわりがすごいですね。これからどのように呼んだらいいですか?これまでの駅名である「深草」のままで呼ぶ人が多いのでは?
前田部長
好きなように呼んでいただけたら良いと思います。最初は昔の呼び方で呼ぶ人が多いです。でも何年か経てばだんだん新しい呼び方が定着すると思います。そのうち龍谷大前っていう人も出てくると思います。それで定着すればいいんじゃないか、と個人的には思っています。
藤岡
この駅を利用するのは学生が多いと思うんですが、京阪さんから見て大学生はどう見えていますか?
前田部長
私は電車って毎日乗ってくださるお客さまが一番大事だと思っています。若い人がいっぱい電車に乗って駅の周辺に集まってくれることで街も駅も活気づきます。若い人が京阪の沿線に定住してくれたり沿線で働いたりしてくれることが私たちにとって有り難いです。
藤岡
今回、イベントで一緒にやらせていただくことになりましたが、大学と連携することに関してどう思われていますか?伏見でも樟葉のような街づくりを目指しますか?
前田部長
学生の方達と一緒にどんなことができるか、試してみたいという期待もあります。
現在、出町柳から伏見稲荷の間は多くの観光のお客さまにご利用いただいています。伏見稲荷以南の深草や桃山にも、何か面白いぞというものを発掘していけたら良いなと。例えばくずはモールも街づくりの成功例ですが、樟葉のような郊外の住宅地とは違う、伏見ならではの歴史や文化の特徴を活かして何かできればいいな、と思っています。
藤岡
では最後に学生に対してメッセージがあればお願いします。
前田部長
電車に乗るときはなにかしら興味をもって乗ってほしいです。「電車そのもの」だけではなくてその周りの風景であったり、街であったりとか。そのわくわく感を楽しんでほしいです。
今回のインタビューを通して、いつも利用している深草駅には実はとっても歴史があることや、駅名の一文字にまでこだわって考えてくださっている京阪電鉄さんの思いを知ることができました。
実は駅名1つにもこんなにも沢山の思いが詰まっているんだと考えながら電車に乗ると、またいつもと違った通学時間を過ごすことができるのではないでしょうか?
是非今回だけでなく今後も京阪電鉄さんと提携する機会があれば一緒に取り組んでいきたいなと思います!貴重なお話をありがとうございました!
さて、10月1日の龍谷マルシェまで残りあとわずかです!当日に向けて私たち学生もより一層力を入れて準備に取り組んでいます。
楽しみにしていて下さいね〜!
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